「歯医者さん＝怖いところ」ではない

お子様が受診しやすくなる取り組み

最初は「うがい」からでもOK！

お子様にとって「歯医者さん＝怖いところ」というイメージがついてしまうと、それを払拭するのは簡単ではありません。
ですが、ネガティブなイメージを変え、「歯医者さんに行くことは良いことだ」という考え方に変えることができればどうでしょうか。
将来にわたってお子様の健康な口内をキープすることができるようになるのです。

当院としては、まずは椅子に座ることから始めるくらいの気持ちを考えています。
最初から治療までしてしまうと、その一回の印象で「二度と歯医者に行かない」となることを防ぐことが重要です。

当院医師からお伝えしたいこと

お子様の口内環境を整えることは、将来への投資につながります。
なかなか歯科受診ができないお子様もおられるのではないかと思いますが、一緒になってケアしていく仲間として頑張っていきましょう。

歯科医師として、日々のケアに関してのアドバイスをお伝えしたいと思います。

仕上げ磨きはしっかりと！

お子様がご自身で歯磨きをできる年齢になると、なかなか仕上げ磨きをする機会が減ってしまうかもしれません。
しかし、お子様の歯磨きの動きの多くは、「細かい動き」が苦手であるため、どうしてもサポートが必要です。

できるだけ毎日行うのが理想ですが、難しい場合には土日だけでも構いませんのでお子様の歯を意識的に見ておくようにしましょう。

「慣れることが大切」という意識で！

お子様にとって、口の中に入ってくる歯ブラシは異物という感覚です。
当院でも「うがいから」という段階を踏んで慣れていくような取り組みをしていますが、ご自宅でも変わらず段階的に歯磨きに慣れていくようにしてみてはいかがでしょうか。

最初は前歯だけの仕上げ磨き、毎日少しずつ仕上げ磨きの範囲を広げていくことによってどんどん慣れていくようにしてみましょう。

歯医者は罰ゲームではありません

少し厳しいことを言ってしまうかもしれませんが、「悪いことをしたら歯医者さんに連れていくよ」という親御さんがおられます。

これは、ぜひやめていただきたいと思います。
お子様のお口の健康を守るための存在である歯医者が、お子様が悪いことをした時の罰のようになるのは違うからです。

もし、「悪いことをしたら歯医者に連れていく」という指導をしている方がいたら、今日からやめていただくようお願いいたします。