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デンタルコラム

歯が痛いのはむし歯?むし歯の進行と治療について

歯が痛い=むし歯?

一般的に、歯が痛いとむし歯というイメージが強いです。しかし、実際にはむし歯以外にも歯が痛いと感じる病気があります。

最近テレビ番組やCMなどでも目にすることが多くなった知覚過敏も、その1つです。

知覚過敏とは、何らかの原因によって歯の表面のエナメル質が傷つき、内部の象牙質が露出することで、外部からの刺激が内側の神経に伝わりやすくなり、痛みを感じる病気です。

「熱いものや冷たいものがしみる」という症状はむし歯と似ていますが、「痛みが一時的」「叩いたり刺激を与えても痛まない」という点がむし歯との大きな違いです。

したがって、継続的に歯が痛んだり、刺激が加わると痛みを感じたりする場合は、むし歯を疑いましょう。

また、むし歯は痛みを感じない無症状の段階から進行しています。どうしても痛みを感じてから歯科医院を受診する人が多いですが、初期の段階で発見することができれば、歯を削ったり抜いたりすることなく健康な状態に戻すことも可能です。

自覚症状がなくても、むし歯になっている可能性があるということを念頭において、定期的に歯科医院で歯のチェックをしてもらうことが理想的と言えるでしょう。

むし歯の進行

むし歯は進行度合いによって5つの段階に分類されます。

状況によって治療法やアプローチの仕方が変わるため、各段階のむし歯の特徴を覚えておきましょう。

CO

COは自覚症状などがない、最も初期のむし歯です。

歯に穴は開いていないため、治療は必要ありませんが、そのまま放置してしまうとC1という次の段階に進行してしまいます。

COであれば、毎日の正しいブラッシングや、歯科医院でのフッ素塗布などにより進行を防ぐことが可能です。

できるだけCOの状態でむし歯を発見して治療を始められるよう、歯科医院で定期的にチェックしてもらいましょう。

 

C1

COから一段階進行したC1では、歯の表面のエナメル質が細菌によって溶け出し、小さな穴が開いています。穴が開いているものの、痛みなどの自覚症状はほとんどありません。

しかし、COと同じくC1の状態で放置してしまうと、むし歯が進行する恐れがあるため、C早めに歯科医院で発見・治療をしてもらうことが大切です。

治療としては、むし歯部分を削り取った後に詰め物をします。しかし、ほとんどが1回で終わる比較的簡単な治療のため、負担はそこまで大きくないでしょう。

 

C2

C2はC1がさらに悪化し、エナメル質よりも深い場所にある象牙質にまでむし歯が進行している状態です。

象牙質は歯の神経に近いため、冷たいものや甘いものがしみるといった症状を引き起こします。ここまで進行すると、むし歯に気付く人も多いでしょう。

基本的な治療はC1と同じようにむし歯の部分を削り取って詰め物をします。

しかし、むし歯の大きさによっては1回で治療が終わらず、歯を削った後に被せ物の治療が必要です。

 

C3

C3はむし歯が歯の神経にまで進行している状態です。

細菌が神経にまで浸食して炎症を起こしているため、何もしていなくてもズキズキとした激しい痛みを伴います。

ここまで進行してしまうと、日常生活にも影響が出るでしょう。

C3まで進行した場合は、根管治療という歯の神経をとる治療が必要です。

C1やC2の時のような削って被せ物や詰め物を詰めるだけの治療では対応が難しいため、通院回数や治療期間が長引く可能性があります。

 

C4

C4はむし歯の中で最も深刻な状態です。

神経だけでなく、歯を支える根っこの部分にまでむし歯が進行しているため、多くの場合で抜歯が必要になります。

C3とは異なり歯の神経は既に死んでいる状態なので、「ズキズキした激しい痛みはなくなった」と思う人も多いですが、治ったわけではなく、むしろこれ以上悪くなりようがないという状態になったということです。

また、C4のむし歯は周りの歯ぐきや歯を支える骨にまで炎症が及んでいることもあります。その場合、隣り合う健康な歯のむし歯リスクまで高めてしまうため、できるだけ早めの治療が必要です。

歯を抜いた部分は、ブリッジやインプラントなどの義歯を使って補うことができます。

 

むし歯にならないために

見た目の変化や痛みの症状がなくても、むし歯は進行しています。そして、進行度合いによって適切な治療法が変わるため、正確にむし歯を診断してもらうことが大切です。

しかし、むし歯は進行すればするほど診断や治療に時間がかかり、患者さんの負担も大きくなります。

したがって、むし歯を早期発見するために、「歯が痛いから歯医者さんに行く」のではなく、「歯を健康に保つために歯医者さんへ通う」ようにしてみてはいかがでしょうか。

 

医院紹介 

 

【医院名】宮本歯科医院

「怖くない歯医者さん」を目指して、小さなお子様からご高齢の方まで安心して治療を受けていただけるような体制を整えています。治療中はお子様をお預かりしているので、小さなお子様をお持ちのご家族の方も、お気軽にご相談ください。

また、歯周内科治療にも力を入れているため、重症化した歯周病にも対応可能です。

 

【住所】福岡県北九州市八幡西区穴生1-12-29

 

【電話対応】093-622-3600

 

【診療時間】

月~金:10:00~12:30/14:30~20:30

 土 :9:30~12:30/14:30~18:30

【休診日】日曜日・祝日

 

【最寄り駅】筑豊電気鉄道「穴生駅」徒歩5分/JR鹿児島本線「陣原駅」徒歩15分

      バス停「皇后崎」徒歩15分

 

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