特に、子どもの頃から歯並びや見た目にコンプレックスを感じておられる方は、日常生活に支障をきたしているという現状があり、早急に対応することが重要であると考えます。
今回は、矯正の目的や必要性、近年注目されているマウスピース矯正について解説します。
矯正の目的について
矯正治療は、お口の健康や見た目の美しさを保つことを目的としたものです。特に、歯並びがよくなると歯のメンテナンスがやりやすくなることで、虫歯や歯周病などを防ぐことができるようにもなります。歯がデコボコしていたり噛み合わせがうまくいかないと、食事がうまく食べられなくなったり日頃のケアがやりにくくなることがあるため、医師としては少しでも早く歯並びをよくすることをオススメしています。
「大人になってからもできるのか」というお声もありますが、大人になってからの方がうまくいくケースもありますので、前向きに取り組みましょう。
マウスピース矯正のメリット
大人の矯正にはいろいろな方法がありますが、矯正装置が目立たず安心して矯正治療を受けられる手段として、マウスピース矯正があります。
当院では、次のようなメリットがあることから「マウスピース矯正」をおすすめしています。
①衛生面で安心できる
マウスピース矯正中は、矯正装置を外して歯磨きなどを行うことができます。ワイヤー矯正装置と比べると、装置に食べかすなどがつくこともなく衛生的で、細菌が繁殖することはあまりありません。
②装置が目立たない
マウスピース矯正は、薄く透明な装置を使います。基本的に周囲から目立たずに矯正治療を行うことができるため、接客業や営業職の方など、人前で話すことが多い方でも安心です。
③取り外しが簡単
マウスピース矯正は、食事中にはずしておくことが可能です。ただし、効果的に矯正を進めていくためには装着しておくべき時間が決まっています。そのため、取り外しておける時間は短時間ですので、注意しましょう。
④治療期間やイメージがわかる
マウスピース矯正は、実際にどのように進むのかをPC上でシミュレーションすることができるため、治療期間もほぼ正確に把握することができることが特徴です。そのため、スケジュール感を把握できることから、モチベーションを高い状態で保ちながら治療を進めることができます。
⑤不快感が少ない
矯正装置には、ワイヤーやブラケットと言われるものを使うことがありますが、それらは金属装置であることからお口の中で不快感を感じてしまうことがあります。また、矯正装置をつけていることによって外傷による二次被害が起こらないことからも、マウスピース矯正はオススメです。
マウスピース矯正のデメリット
マウスピース矯正は、メリットばかりではありません。
①治療できない場合がある
患者様の歯並びやお口の状態によっては、治療ができない可能性があります。まずは医師の診察をしっかり受けることでお口の中の状態を把握してから治療の計画を相談しましょう。診察等の結果によっては、先に歯周病や虫歯治療をオススメされるかもしれませんが、その場合には確実に成功できるようにしていきましょう。
②装着時間を守らなければならない
マウスピース矯正は、装置の装着時間が22時間以上と決まっています。装着時間が守れないと矯正が失敗してしまう恐れもあるため、確実に守る意識が必要です。
アフターケアが重要
矯正は、治療期間が終わればそれで良いわけではありません。治療後に歯の戻りを防ぐための保定装置をつけたり、定期的に通院していただくことが必要となります。一般的には、矯正にかかった期間と同じくらいの期間がかかるとも言われているため、治療が終わったら通院も終わり…ではなく、この機会をしっかり活かして健康な歯をキープしましょう。
当院では、患者様のニーズをしっかりとお聞きした上で治療計画をご提案し、患者様に納得していただいた上で治療を開始します。ぜひ、お気軽にご相談ください。
医院紹介
【医院名】 宮本歯科医院
【住所】 福岡県北九州市八幡西区穴生1-12-29
【電話番号】 093-622-3600
【営業時間】
月~金:10:00~12:30/14:30~20:30
土 :9:30~12:30/14:30~18:30
【休診日】:日曜日・祝日
【最寄り駅】 筑豊電気鉄道 穴生駅 出口徒歩5分