
健康な歯ぐきはどんな状態?

健康な歯ぐきは、本来美しいピンク色でキュッと引き締まった状態になっています。歯にぴったりと密着しているため、歯周ポケットがあるものの、深さは1~2mm程度です。
歯ぐきが健康であれば、毎食後のブラッシングやデンタルフロスなどのお手入れによって出血することはありません。歯ぐきが引き締まっているため、歯と歯の間の歯肉の形もきれいな三角形をしています。
さらに、「スティップリング」と呼ばれる小さなくぼみも、健康な歯ぐきの特徴です。スティップリングはオレンジの皮のようにツブツブとしていますが、歯肉炎になると徐々になくなっていくため、健康な歯ぐきの目安になります。
歯ぐきにトラブルが起きる原因
歯ぐきにトラブルを引き起こす代表的な原因と言えば歯周病です。しかし、実際には歯周病以外のことが原因で、歯ぐきから出血や黒ずみなどのトラブルを引き起こすことがあります。
歯磨きによる擦過傷
きれいなピンク色の健康的な歯ぐきを傷つける原因として、誤ったブラッシングによる擦過傷があります。擦過傷は、歯や歯ぐきの誤った位置にブラシの毛先を強くあてることで起こるものです。
むし歯や歯周病を予防しようと歯磨きを頑張りすぎる人に多い傾向があります。
歯ぐきが傷つくことで、歯ぐきからの出血や歯ぐきを痩せさせる原因にもなるため、注意しましょう。
タバコ
タバコに含まれるタールやニコチンなどの有害物質が原因で歯ぐきが黒ずむことがあります。口からダイレクトに吸い込んだタバコの煙が歯ぐきに浸み込み、紫色や黒くなるのです。
また、喫煙の習慣があると、タバコのヤニの影響で歯ぐきだけでなく歯が茶色く変色するなど、口元の美しさにも影響を与えます。
銀歯の劣化
歯の補綴物である銀歯の劣化も、歯ぐきに影響を与えます。銀歯の金属部分が溶け出して歯ぐきに黒く沈着し、メタルタトゥーと呼ばれる黒ずみを形成します。
歯ぐきに炎症を起こす歯周病
歯ぐきからの出血が見られる場合、原因として最も多いのが歯周病です。
歯周病は細菌の感染によって歯ぐきが赤く腫れたり、歯を支える骨が溶けて歯が抜け落ちたりする病気です。病状の進行度によって名前が異なり、歯ぐきが赤い場合は初期段階である「歯肉炎」になっている可能性があります。
歯肉炎は歯ぐきにのみ炎症が起こっている状態であり、痛みなどの自覚症状を伴わないため、見過ごしてしまうことが多いです。
歯肉炎が進行して歯を支える歯槽骨などの歯周組織まで炎症が広がると歯周炎、いわゆる歯周病と呼ばれるようになります。
さらに重症化すると歯を支える歯槽骨も溶け、最悪の場合は歯が抜けることもあるため、歯ぐきからの出血という歯肉炎のサインを見落とさないようにしましょう。
健康な歯ぐきを保つために
健康な歯ぐきを保つためには、炎症の原因となるプラークを作らないことが重要です。そのためには、正しいブラッシングで歯に付着した汚れをしっかりと取り除く必要があります。
しかし、口腔内にはどうしても汚れが残りやすい箇所があります。特に、三大不潔域と呼ばれる以下の3つの箇所は、むし歯や歯周病の予防に欠かせない大事な部分です。丁寧に意識しながら磨くようにしましょう。
- 咬合面(歯の噛む面)
- 隣接面(歯と歯の間)
- 歯頚部(歯と歯ぐきの間)
隣接面に溜まった歯垢は歯ブラシでは除去できないことが多いです。歯ブラシのケアだけでは口腔内に60~70%の歯垢が残っているとも言われるため、隣接面を磨く場合はデンタルフロスや歯間ブラシなど補助用具も併用しましょう。
健康な歯ぐきを保つための正しい歯磨きの方法は、歯周病専門の歯科医院などで指導を受けることができます。正しい方法を知ることで、歯周病予防だけでなく擦過傷など歯周病以外の歯ぐきからの出血を予防することにもつながります。
気になる場合は、近くの歯周病治療を行っている歯科医院へ相談してみましょう。
医院紹介
【医院名】宮本歯科医院
「怖くない歯医者さん」を目指して、小さなお子様からご高齢の方まで安心して治療を受けていただけるような体制を整えています。治療中はお子様をお預かりしているので、小さなお子様をお持ちのご家族の方も、お気軽にご相談ください。
また、歯周内科治療にも力を入れているため、重症化した歯周病にも対応可能です。
【住所】福岡県北九州市八幡西区穴生1-12-29
【電話対応】093-622-3600
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