歯の予防治療の始まりとは?
生活習慣病や風邪などと同じように、歯の病気を未然に防ぐことはとても大切です。
実際に、最近では市販されている多くの歯ブラシや歯磨き粉に、「むし歯になりにくい歯にする」「歯周病を予防する」といったキャッチフレーズが記載されています。
テレビ番組やCM、雑誌などのメディアでも、歯の予防治療を推奨するような情報が発信されており、歯の病気を予防するという考え方が全国的に周知されているように見えるでしょう。
しかしながら、世界的に見ると、日本はむし歯や歯周病の予防に対する意識が低いです。
歯の予防治療という考え方を最初に生み出したスウェーデンでは、約60%の人が歯の予防治療について理解しているのに対し、日本では約21%に過ぎません。
また、実際に歯の予防治療を実践している人の割合は、スウェーデンが約69%である一方、日本は約26%とやはり大きな差があります。
このように、以前よりも歯の予防治療に関する情報は発信されているものの、実際に予防の重要性を理解して実践している人は、まだまだ少ないと言えるでしょう。
日本の取り組み8020運動
提唱当時の日本人の平均寿命が男性75歳、女性81歳であったことから、80は生涯の数値を表しています。また、20は「自分の歯で食事を食べられる本数」を表しています。
つまり、8020運動は一生自分の歯で食事を楽しむために、健康な歯を残そうという活動です。
8020運動が開始された当初は、活動目標を達成している高齢者の数は10人に1人にも満たない状況でした。しかし、その後は達成者の割合が徐々に増えていき、令和4年度の歯科疾患実態調査の結果によると、8020の達成率は51.6%にまで改善しています。
しかし、一方で高齢者人口は増え続けているため、8020に達していない高齢者の数自体は依然として多い状態です。
スウェーデンでは、ほとんどの国民が70歳になっても若い時とさほど変わらない21本の歯を残しています。歯の予防治療の先進国であるスウェーデンに近づくためには、今後ますます歯の予防治療に対する周知と実践を進めていく必要があると言えるでしょう。
健康な歯を残すメリットとは?
健康な歯が残っていれば、美味しいものを好きなように食べることができます。そして、自分の口元に自信をもって、色々な人と積極的に楽しくコミュニケーションができるようにもなるでしょう。
運動や日常生活の動作で歯を噛みしめて力を入れることが必要な動きも、問題なく行うことができます。
しかし、むし歯や歯周病で歯を失い、入れ歯などの義歯を装着している場合は、見た目が気になったり、好きな食べ物が食べられなかったりと日常生活を制限しなくてはなりません。
また、歯を失った後に義歯を装着しないままでいると、認知症のリスクが健康な人よりも1.9倍近く高くなることが分かっています。
自分らしく人生を楽しむためには、健康な歯を1つでも多く残すことが重要だと言えるでしょう。
歯の残存率を上げるために予防治療を実践しよう
しかし、毎日丁寧に時間をかけて歯磨きをしているのに、何度もむし歯になったり歯ぐきから出血があるような場合は、歯磨きの方法に問題があるかもしれません。
歯科医院の予防診療では、患者さん1人1人の歯の状態をチェックした上で、正しいブラッシング方法を指導します。また、むし歯になりにくい歯にするためのフッ素塗布などのケアを受けることも可能です。
歯の残存率を上げるために、歯科医院のメンテンナンスと指導を受けて、正しい方法で予防治療を実践してみてはいかがでしょうか。
医院紹介
「怖くない歯医者さん」を目指して、小さなお子様からご高齢の方まで安心して治療を受けていただけるような体制を整えています。治療中はお子様をお預かりしているので、小さなお子様をお持ちのご家族の方も、お気軽にご相談ください。
また、歯周内科治療にも力を入れているため、重症化した歯周病にも対応可能です。
【住所】福岡県北九州市八幡西区穴生1-12-29
【電話対応】093-622-3600
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